この記事は、2024年7月に産休に入り、育休を経て、いまは時短勤務を続けている私の資産の記録です。2023年9月から2026年9月23日までの約3年間で、私個人の資産は9,294,010円から26,859,235円になり、約1,757万円増えました。
ただし、この約3年間のうち、はじめの約10か月は産休前です。増えた額には、相場の値上がりで増えた分も入っています。同じことをしても、誰でも同じ結果になるとは限りません。
- 産休中・時短復帰後の手取りと育休中の給付金、3年間の資産の推移(実額)
- 収入が減っても積立を止めなかった、やってよかったこと3つ
- 資産が増えた本当の理由(相場の後押しも含めて)
収入が減る時期は、貯金を切り崩すものだと思っていました。
私も身構えていました。でも実際にやったのは、お金の流れをつかむこと、支出を減らす仕組みづくり、積立を止めずに資産を守ることの3つです。
私の実績と3年間の軌跡


まず、この3年間に何が起きていたのかを数字で見せます。産休・育休・時短勤務という3つのライフイベントが、たった3年の間に集中しました。収入が減る時期が続いたにもかかわらず、資産は全体として大きく増えています。理由を説明する前に、実際の推移を見ていただくのが一番早いと思います。
産休・育休・時短の時系列
- 2024年7月:産休開始
- 2024年8月:出産
- 2024年10月〜2025年4月:育休
- 2025年4月〜:時短勤務(現在も継続中)
時期ごとの収入の目安
収入がどこまで減ったのかを、時期ごとの月の手取りで表にまとめました。
| 時期 | 月の手取りの目安 |
|---|---|
| フルタイム時 | 26万円〜27万円(通勤手当等を除く) |
| 産休中 | 25万円弱(残業代なし) |
| 育休中 | 給付金のみ(総額1,150,416円) |
| 時短復帰後(2025年4月〜) | 25万円前後 |
| フレックス+30分時短(2026年8月〜) | 28万〜29万円 |
※産休中に給与が出るかどうかは、勤め先によって違います。給与が出ない(または少ない)場合は、勤め先で入っている健康保険などから「出産手当金」が出る仕組みがあります。くわしくは勤め先や加入先に確認してください。
フルタイム時期と時短復帰後を比べると、差はおよそ月1万円から2万円です。2026年8月に働き方を変えてからは、月28万〜29万円になりました。
3年間の資産推移
| 時点 | 総資産 | 出来事 |
|---|---|---|
| 2023年9月(起点) | 9,294,010円 | 産休の約10か月前 |
| 2024年7月 | 13,831,180円 | 産休開始 |
| 2024年10月 | 13,632,072円 | 育休開始 |
| 2025年4月 | 15,381,933円 | 育休終了・時短勤務開始 |
| 2025年9月 | 20,039,847円 | |
| 2026年1月 | 23,041,485円 | |
| 2026年9月23日時点 | 26,859,235円 |
※各月末時点の金額です(2026年9月23日だけはその日の金額)。
増えた約1,757万円には、毎月積み立てたお金だけでなく、相場の値上がりで増えた分も入っています。また、2024年に新NISAで使い切った360万円には、もともとの貯金から移した分も含まれます。貯金を投資に移しただけでは、資産の合計は増えません。
産休から育休に入るまでの3か月で、資産は一時的に20万円ほど減りました。それでも大きく崩れることはなく、育休が終わるころには、産休に入った月より約155万円増えていました。
収入が減っても資産が増えた理由
理由は大きく2つあります。ひとつは、この3年間の市場全体が上昇基調だったこと。もうひとつは、収入が減る前提でお金の流れを整理し、積立を止めなかったことです。次の章から、実際にやったことを3つに分けて紹介します。
やってよかったこと①:お金の流れの把握


収入が減ると分かっていたので、まず着手したのはお金の流れをつかめるようにすることでした。感覚だけで管理していたら、産休・育休中に不安になって積立を止めていたと思います。ここでは実際に整えた3つの仕組みを紹介します。
収支を把握する仕組み化
マネーフォワードで、年始に前年分、年末に11月分までの収支状況を確認する習慣をつけました。
いまはこれに加えて、月に1回、分類が正しくできているかと前月分をざっと確認するチェックも取り入れています。
夫婦のライフプラン会議
夫婦で価値観をすり合わせる時間を作りました。2025年末の家族会議の結果、こどもNISAを始めることに決めました。2026年10月1日の申し込み受付初日に楽天証券で申し込み、2027年1月から積み立てる予定です。
- 開始時期:2027年1月から
- 積立額:夫婦折半
- 期間:10年間
お金を出し始めるのはまだ先ですが、先に方向性を決めておいたことで、始めるタイミングになってから迷うことはなくなりました。


目的別口座で資金を分けた
ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)に、目的ごとの口座を作りました。生活防衛資金の役割は、いまは個人向け国債に担わせています。
- 特別費:毎月5万円を積立
- プレゼント用:家族へのお祝い用に独立した口座
- お小遣い:配当金や分配金を入れておく
口座を分けておくと、収入が減った月でも、どの口座からいくら出ているかがすぐに分かります。使いすぎているかどうかを、感覚ではなく口座残高で判断できるようになりました。
3つの口座の使い分けは、目的別口座の体験談に詳しく書いています。


やってよかったこと②:支出を減らす仕組み


収入が減る時期を前に、固定費も一度全部見直しました。節約というより、使っていないもの、金額に見合っていないものを削る作業です。
固定費の削減
- 生命保険の積立型商品(じぶんの積立)を解約
- 自動車保険を見直し、保険料を約半額に
- 楽天マガジン、PS Plusなど使っていないサブスクを解約
じぶんの積立は、払った額と同じ金額が戻りました。積立型の保険は、解約の時期によって戻るお金が払った額より少なくなることもあるので、解約する前に戻る金額を確かめておくと安心です。
私の場合、一度見直したあとは特に手をかけなくても、毎月の支払いが減ったままでした。仕事に復帰して忙しくなってからも、その効果は続いています。
口座・カードの断捨離
使っていない証券口座、クレジットカードも整理しました。マネックス証券やauカブコム証券(現・三菱UFJ eスマート証券)など、開設だけして放置していた口座を解約しています。
使っていない口座やカードも、持っているだけでパスワードの管理や年会費など、見えないコストがかかります。整理したことで、そうした管理の手間そのものがなくなりました。
奨学金の完済
残っていた奨学金は292,500円でした。2025年1月、繰上げ返済で一括完済しています。
毎月の返済額としては7,500円で、大きな金額ではありませんでしたが、完済すると精神的な負担がなくなるという効果のほうが大きかったです。
固定費は、金額と使っている満足度を並べて、「今も同じ値段を払いたいか」で残すかを決めます。使っていない口座やカードは、年会費がなくても、管理の手間を減らすために整理する選択もあります。
やってよかったこと③:資産を守る工夫


お金の流れを整理し、支出を減らしたあとは、積み上がった資産をどう扱うかという段階に入ります。ここでは、積み上がった資産について、私が実際にしたことを紹介します。
2025年12月にETFの一部を売却
2025年12月に、保有していたETFの一部を売って、資産の中の預金の割合を上げました。相場の先を読んで売ったわけではありません。お金に色はないので、売ったお金がそのあとどの支出や投資に回ったかは分けられません。
積立を止めなかったこと
産休中も、育休中も、積立は一度も止めていません。2024年は出産・育休と重なった年でしたが、これまでの貯金も回して、新NISAの年間360万円の枠を満額使っています。
収入が減っている月にも、同じ金額を積み立て続けました。増額や減額はライフイベントに合わせて何度かしていますが、相場が悪化したことを理由に減らしたことは一度もありません。
育休・時短の間に積立を減らしたら、将来いくら違うのかは、「育休・時短の積立一時減額シミュレーター」で自分の数字を入れて試せます。


2024年8月の急落でも売らずに待った
息子が生まれた2024年8月、相場は大きく急落しました。産休に入って間もない時期でしたが、持っている資産は売らずに、積立もそのまま続けました。
慌てずに待てたのは、2020年のコロナショックで、投資信託が1か月で25パーセント減る経験をしていたからです。あのとき、下がった資産が時間をかけて戻るのを経験していたので、自分の中で判断の基準ができていました。次も同じように戻るとは限りません。
相場が下がったときに慌てないために、次の3つを先に用意しておく方法があります。
①生活防衛資金を確保する
②すぐ使うかもしれないお金は投資に回さない
③積立額を変えるのは、収入や生活が変わったときだけと決めておく
資産が増えた本当の理由


ここまで紹介した工夫は、どれも特別なことではありません。それでも1,757万円増えた背景には、私の行動だけでは説明できない部分もあります。ここは正直に書いておきます。
相場の後押しがあったこと
この3年間、世界の株式市場はおおむね上昇が続きました。増えた金額のすべてが、自分の努力によるものではありません。
この3年間だけの元本と含み益の正確な内訳は出していませんが、2019年2月からの約7年半で見ると、総資産の約3分の1(約891万円)は相場が増やしてくれた分だと、プロフィール記事で公開しています。今回の3年間も、同じように相場の恩恵を受けています。


2020年からの積み重ねがあったこと
本気で資産形成に向き合い始めたのは2020年です。資産の記録は2019年から続けていて、産休に入るまでに5年分ありました。
その積み重ねがあったからこそ、収入が減る3年間も、不安に振り回されずに同じ行動を続けられたのだと思います。
誰でも同じように増えるとは限らないこと
育休中に積立を止めなかった判断は、家庭全体として生活防衛資金を確保できていたから踏み切れたことです。私は、生活防衛資金を削ってまで積立を続けるつもりはありませんでした。
また、この3年間は市場が上昇した期間でもありました。同じ行動を取っても、同じ結果になるとは限らない、ということも併せてお伝えしておきます。投資信託やETFは値動きがあり、元本を下回ることもあります。
よくある質問


知恵袋などで見かける産休・育休中の家計の疑問のうち、私の経験で答えられるものをまとめました。
産休中も給料は出るのか
私の場合は、勤め先の制度で産休中も給与が出ました。残業代がなかったため、手取りは25万円弱です。産休中に給与が出るかどうかは勤め先によって違うので、就業規則や人事に確認してください。
育休中の生活費は、夫の給料でまかなうのか
我が家は夫婦別財布で、生活費は折半しています。育休中の私の収入は育児休業給付金だけで、総額は1,150,416円でした。夫婦の分担の仕組みは、別記事(夫婦別財布の家計ルール)にまとめています。


まとめ:積立を止めずに1,757万円増
長くなったので、この記事の内容を振り返ります。
- 3年間で資産は9,294,010円から26,859,235円に
- 増えた金額は約1,757万円
- 時短復帰後の収入は月1万円から2万円ほど減っていた
- やってよかったのはお金の流れの把握・支出の見直し・資産を守る工夫
- 増えた理由の一部は相場の後押し
- 同じ結果が誰にでも約束されるわけではない
産休・育休・時短勤務は、収入が減る期間です。それでも資産を減らさなければいけないわけではない、ということを、この3年間の記録で伝えられたらと思います。
やったことは、お金の流れを整理して、積立を止めなかっただけです。特別な投資テクニックは使っていません。
産休・育休・時短勤務を控えている方は、まず直近3か月の収入と支出を書き出して、収入が減ったあとも続けられる積立額を確認してみてください。私自身、収入が減る前に「この金額なら続けられる」と決めておいたことが、積立を止めずに済んだいちばんの理由でした。生活防衛資金を確保したうえで、無理なく続けられる金額を探してみてください。このブログでは、これからも資産の推移を毎月、家計簿は1年分をまとめて公開していきます。なお、資産額を公開していますが、投資の勧誘や個別のご相談のDMにはお応えしていません。

