「保育園選びの見学、何を聞けばいいんだろう……」。家からの距離や認可かどうかは調べれば分かりますが、見学の場で何を質問するかは迷いますよね。
- 見学では何を質問すればいい?
- 見学は何園くらい回ればいい?
- 入園してから「聞いておけばよかった」となるのはどんなこと?
見学では、家からの距離と認可かどうか、園の雰囲気を見ておけば大丈夫ですよね?
それだけだと足りませんでした。いちばん聞いておいてよかったのは、熱が出たときのお迎えの基準です。我が家は0歳児クラスの1年で、お迎えの連絡が来て早退したのが9回ありました。
私は3園を見学して今の園に決め、0歳児クラスの1年間(2025年4月〜2026年3月)通いました。通って分かった結論を先にまとめ、本文では見学でそのまま使える質問も紹介します。
見学で聞いてよかったこと
- 発熱時のお迎えの基準(我が家の0歳児クラスは1年で早退9回)
- 連絡帳が紙かアプリか(我が家はアプリで朝の負担が減った)
聞き忘れたこと
- おむつのサブスクの料金(我が家の園は月額2,508円・税込)
- 延長保育の料金(保育料の無償化の対象外)
我が家が選んだ決め手
- 園の雰囲気(子どもや先生の様子)と園庭
- 通いやすさ
- 保護者の負担が軽そう(連絡はアプリ、おむつのサブスクあり、持ち物の指定が少ない)
※我が家の園の情報は2026年9月時点のものです。発熱時の基準や使えるサービスは園によって違うので、見学や説明会で確認してください。
見学で聞いてよかったこと


見学で聞いておいてよかったのは、発熱時のお迎えの基準と、連絡帳が紙かアプリかの2つです。どちらも、園の様子を見るだけでは分からないことです。
聞いてよかった①発熱時のお迎えの基準
見学のときに、私がしっかり確認していたのが「発熱時のお迎え基準」です。我が家の園は、38℃までは少し様子を見てくれる方針です。調べてみると、37.5℃になった時点でお迎えの連絡が来る園や、「平熱+1℃」を目安にする園もあり、同じ「発熱」でも園によって違うと知って驚きました。
0歳児クラスの1年間(2025年4月〜2026年3月)に、保育園からお迎えの連絡が来て早退したのは9回でした。ほとんどが発熱です。38℃まで様子を見てくれる園でも、呼び出しがなくなるわけではありません。
それでも基準が分かっていたので、連絡が来たときに「今どのくらいの体調で呼ばれたのか」を想像でき、職場への連絡や仕事の調整がしやすかったです。共働きで急に仕事を抜けるのが難しい我が家にとって、この基準を見学の段階で知っておけたのは、とてもありがたいことでした。
- 何度でお迎えの連絡が来るか
- 平熱や体調によって基準が変わるか
- お迎えまでの間、園でどう過ごさせてもらえるか
- 連絡が来てから、何分くらいでお迎えに来てほしいか
聞いてよかった②連絡帳はアプリ


連絡帳が紙かアプリかで、朝の手間が変わります。紙の連絡帳には手書きならではのよさがありますが、朝のバタバタした時間に書くのは大変です。書く時間がかかるうえ、持っていき忘れる心配もあります。
園によって使っているアプリ(コドモンやルクミーなど)は違いますが、我が家の園では次のことがアプリでできます。
- 登園前にスマホから体温や体調を入力
- 園からのお知らせの受け取り
- 普段の様子の写真の確認(購入も可能)
- プールカードの代わりにアプリで入力
見学で連絡帳がアプリだと聞き、保護者の負担が軽そうだと感じたことも、今の園に決めた理由の1つでした。ただ、ここまで違うとは思っていませんでした。実際に使ってみると、すき間時間にさっと確認・入力できるので、朝の負担がかなり減りました。
- 連絡帳は紙とアプリのどちらか
- アプリではどんなことができるか
見学で聞き忘れたこと
見学で聞き忘れたのは、費用のことです。私は費用を細かく確認しないまま見学を終えていました。
聞き忘れた①おむつのサブスクなど月額の費用
入園前はあまり気にしていなかったのに、通い始めていちばん助かったのが、おむつのサブスク「手ぶら登園」でした。見学ではサブスクがあることは聞きましたが、料金までは聞いていませんでした。
手ぶら登園は、契約すると保育園に紙おむつとおしりふきが届けられて、園にいつも置いてもらえるサービスです。我が家の園では、おむつ・おしりふき込みで月額2,508円(税込)です。0歳児クラスの1年間で、30,096円払いました。
- おむつ1枚ずつへの名前書きが不要
- 園で使うおむつ・おしりふきの買い足しと補充が不要
※手ぶら登園を導入しているかどうかは園によって違います。料金は、使っている園や公式の案内で確認してください。
保育料のほかに1年でいくら払ったか(おむつ・写真代など)は、保育料無償化の記事に実額でまとめています。


聞き忘れた②延長保育の料金
おむつのサブスクの料金のほかに、延長保育の料金も聞いていなかったと思います。延長保育代は保育料の無償化の対象外で、保育料とは別に払うお金です(こども家庭庁「幼児教育・保育の無償化制度でよくあるご質問はこちら(1)」。くわしくは上の保育料無償化の記事に書いています)。
これから見学する方は、おむつのような毎月の実費と延長保育の料金まで聞いておくと、入園後の出費を前もって見込めます。
- おむつのサブスク(手ぶら登園など)が使えるか、月いくらか
- 延長保育は1回いくらか
3園から我が家が選んだ決め手


私が3園から今の園に決めた理由は、次の4つです。
- 園の雰囲気(子どもや先生の様子)
- 園庭がある
- 家と駅の間にあって、通うのに便利
- 保護者の負担が軽そう(連絡はアプリ、おむつのサブスクがある、持ち物の指定があまりない)
決め手①〜③雰囲気・園庭・通いやすさ
保育園選びでまず気になるのは、「家から近いか」「認可保育園かどうか」だと思います。厚生労働省の調査(2018年)でも、申し込みのときに重視した点の上位は「自宅から通いやすい」(77.1%)、「認可された施設としての安心感がある」(57.8%)、「園の雰囲気や園児の様子」(40.1%)、「園庭がある、園庭が広い」(39.0%)でした(最大5つまで選ぶ形式の回答。出典:厚生労働省「保護者が希望する保育と実際に選択される保育施設との関係について」(平成30年3月))。
私が3園から今の園に決めた理由も、ほとんどがこの上位と同じです。雰囲気や園庭、場所は、見学に行けば目で見て確かめられます。
決め手④保護者の負担が軽そう
4つ目の「保護者の負担」は、こちらから質問しないと分かりません。連絡帳がアプリなことと、おむつのサブスクがあることは上に書いたとおりで、もう1つが持ち物の指定の少なさです。
保育園の持ち物は、着替え・バスタオル・スタイ・エプロンなど、ただでさえ多いです。園によっては、おむつ1枚ずつへの名前書きや、週末のお昼寝布団の持ち帰り・洗濯まであります。サブスクに対応していない園だと、名前書きの手間に加えて、サイズが合わなくなるたびにおむつの買い足しと補充が必要です。
我が家の園は、毎週末に持ち帰って洗うのがコットカバーとお昼寝用のタオルケットくらいで、着替えを含めても週末と週明けの荷物はリュック1つに収まります。コットカバーへのゼッケン付けや持ち物への名前書きはありましたが、サイズや手作りの細かい指定がなかったのも助かりました。地味に見えるかもしれませんが、毎日・毎週くり返す作業なので、積み重なると負担の差がはっきり出ます。
- サブスクが使えない場合の、おむつの名前書きや持ち帰りのルール
- 週末に持ち帰る物の種類と量
- 持ち物のサイズや手作りの指定がどこまで細かいか
保育園選びのよくある質問


見学の前に気になりやすい点をまとめました。
保育園見学はいつ頃から始めればいいですか
申し込みの締め切りは自治体によって違います。まずはお住まいの市区町村のホームページや保育課で締め切りを確認し、その数か月前から見学を始めると、比べる時間をとれます。
私は8月出産で、翌年4月に0歳で入園する予定でした。お腹が大きくなる妊娠後期は避けて、気候もいい4月末〜5月上旬に見学しました。
手ぶら登園はどの保育園でも使えますか
いいえ。導入しているかどうかは園ごとに違います。使いたい場合は、見学や問い合わせのときに確認しておくと安心です。
発熱の基準は保育園ごとに違いますか
はい。国のガイドラインでは、38℃以上の発熱があって元気がないときなどを、保護者に連絡したほうがよい目安にしています。ただ、ガイドラインには「体温はあくまで目安で、一人ひとりの平熱に応じて判断する」とも書かれています。そのため、実際の基準は園によって違います(こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改訂版・2023年10月一部修正)」)。
連絡アプリがない園はどうすればいいですか
紙の連絡帳の園なら、見学のときに「毎日どのくらい書くか」「いつまでに書けばいいか」を聞いておくと、朝の流れをイメージしやすくなります。朝に書く時間がとれない場合は、前の晩に書いておく方法もあります。
見学は何園くらい回ればいいですか
我が家は3園を見学して、園の雰囲気、園庭があること、通いやすさ、保護者の負担の軽さで今の園に決めました。1園だけだと、聞いた基準がふつうなのかどうか比べようがありません。どの園でも「発熱時のお迎え基準」「おむつのサブスクの有無と料金」「連絡帳が紙かアプリか」を同じように聞いておくと、違いが比べやすくなります。
まとめ:見学では発熱時の基準と費用まで聞く
保育園選びでは、多くの人がまず「距離」「認可かどうか」「園の雰囲気」を見ます。私も3園を見学したときは同じでした。実際に通ってみて差を感じたのは、発熱時のお迎え基準、おむつのサブスク、連絡帳の仕組みといった、毎日の負担に関わる細かいルールです。
- 発熱時のお迎え基準は園によって違う(我が家の0歳児クラスは1年で早退9回)
- 連絡帳がアプリかは見学で聞いておくと、朝の負担が比べられる
- おむつのサブスク(我が家は月額2,508円・税込)で名前書きと補充が不要。おむつや延長保育の料金まで聞いておく
見学の前に、この3つを質問リストに加えておくと聞きもれを防げます。厚生労働省の調査項目をもとに、優先順位をつけたA4のチェックシートを作れる無料ツールも用意しました。




